Philotes
2010年06月13日
20:17
Beginning of story・・・・
古から続く・・一族がその眠りについて久しい・・
忘れられたあの伝え話が・・
まだ根付く村・・・
人知れず眠る森の奥に朽ち果てる城跡・・・
そして・・・立ち入ることのないその城から・・
ふぅ~っと風が吹く・・・
やがて小雨が風と霧がうまれ・・村を包み込む・・・
村人は何か・・気まずさに気づき・・足早に家に帰り
その戸を固く閉じる・・・
霧と・・風がその中を舞い・・・
ゆっくりとそのみな手に獲物を探す・・
今宵・・その手に捕まれるこそは・・・贄となる物・・
そして・・運悪く宿に帰り損ねた旅人の背を・・風が・・包む
噂話はしっていたが・・
まさかこの自分がそうなるとはおもわなかった・・
自分の身に起こる事をそれとしっても・・体は風霧にまとわれ・・
その脚は・・無理にでも・・古城へを歩む・・・
苔のはえた壁・・朽ち果てたその先に
まっくらな穴へを男の体はいざなう・・・
男の視線に入るのは
古すぎる一つの棺・・・
そこに手を掛けることは許させるものではなく・・
それと知ってる体を抑えることは・・・
できず・・
震える手が・・棺の蓋に・・かかり・・
そして・・その隙間に・・・見た・・・
垣間から・・真っ赤に燃える目・・
そして牙が喉元に食い込む!
喉に刺さった・・その牙から漏れる血・・・
消えいく・・意識に届く・・あのことば・・・
我が・・牙に・・かかることを幸せとおもえ・・
その身と・・その血・・我の血肉となり・・・
また・・我蘇らん!