2009年12月12日
The Lunar

Start of story
・・・その森に立ち入る事はそのまま死を意味してる
なぜならそこなThe Lunar の森と呼ばれているからだ。
緑が深々と栄えるその森には近隣の村の者もけして
立ち入ろうとはしない・・・・。
どんなに自らが貧しくても・・村が飢饉に落ちても
人々はその森には立ち入らない。
そこに・・彼女がいるからだ。
高い木々の枝を織り込安らかにくつろぐ彼女の周りを
風が通りすぎる・・・
風の中にかすかに混じる匂いに
彼女はぴくっと反応したかと思うと・・
その枝から大木へ飛び移り身構える
一切の音も立てず・・身構えた先で
獲物をじっとみつめる
・・嫌いな匂い・・そして厄介な獲物が
森に迷いこんだようだ!

迷い込んだ男の衣服から舞う血の香り・・
しかも呪われた血がそれに混じる。
彼女は獲物に気づかれないようにそっとおいかける。
彼女はライカン族としても希な存在である。
群れることを嫌い・・・
ずっとこの森を守ってきた。
人であれ
吸血鬼であれ
この森に脚を踏み入れる者は・・
誰と知らずその牙でかみ砕き
爪で引き裂いてきた・・。
しかし、今日の獲物は少し違う・・。
吸血鬼そのものではなく・・
不幸にも彼らに襲われ・・
血を汚された哀れな人間のようだ・・
男は病んでいた・・
旅の途中・・・運悪く少女の姿をしたVampireに
襲われ・・幸いとして・・持っていた銃を乱発して
隙をついてにげたものの・・
やはり噛みつかれた事にはかわりない・・
自分では押さえることの出来ない
呪いと・・血の衝動・・・
そして完全には転生出来てない体が・・
自分の全てを変えてしまい
いくところなくこうしてさまようことしかできない・・・・
野獣でも襲って・・その血を得ることが出来れば
落ち着くのかもしれずと
森に脚をふみいれた・・・。
男の前の前を木々の葉が・・ゆっくりと舞う。
頭の上で・・何かが唸った・・
その途端・・視界は鋭い爪が走る!
同時に首筋を噛まれる!
思うひまなく!体が引き裂かれる!
銃を持つ手が大地に落ちるのがみえる!
最後の力を全身に込めて!
呪いの血の力を解き放つ!
・・・。
狩りは一瞬だった!
狙い通りにこの爪で体を引き裂き
銃を使わせないようにしてから
その喉にかみついたのだ。
一度だけ獲物は抵抗し
その血に潜む奴らの力を解き放とうとしたが
その前にかみ切ってやったのだ。
彼女満足げに獲物を大地への贈り物として・・
ふただび・・木々の上にのぼっていく。
風と安らかな香りを楽しむために・・
此処は一切の人を拒む森
そこに潜むはThe Lunar
そこにあるのは月の光に満たされた異形のライカン
そして・・恐れるべき名を・・
the Rage::Bloodlines
Posted by Philotes at 19:54│Comments(0)
│Bloodlines:Rage
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。