VAMP!ASH

人知れぬ土地・・
その遙か上空彼方の城のテラスに
その渇きに疼く者がいる・・・・

テーブルの片隅に置かれたグラスに満たされtるのは
紅いワインとは別物であることは想像にたやすい・・。

肌の白いその男の唇からため息がもれる・・

渇きか・・
いったいどれだけの血を我は喉に流し込んだのだろうか・・・・

長き年月のその年月以上の紅い液体を流し込んでも
渇きが言えることはないのだろうか・・・

時には女を・・
時には男を・・
その喉に犬歯をうちこんでも・・
癒すことのできない渇きが・・・・
ふつふつとわきあがっててくる・・・


誰かに・・・そう命じられたのか・・
自ら・・その喉をさしだしたか・・・
もはや・・記憶の淵にさえものこってはいない・・

人以外の者として道を歩き・・
ここまできたが・・・
未だ・・・この手に残るものはなく・・
渇きだけが・・すべての行動の理由となり
我を突き動かす・・

・・この先・・
どこまで道をあゆんでも
いつまでも・・・我の喉に渇きが言えることなどないと
自らもしってる・・・


人は、希望をもって生きる・・・
我は・・・・渇きだけをともに・・
この道を行く・・・

その渇きは消して言えることなく・・・
我は夜な夜な自らの配下とともに・・・
黒き霧をまとい・・・・愚かなる獲物の首筋に犬歯を打ち込もう

癒えることのない
この渇きのためだけに・・

・・・The　thirst:Bloodlines

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